罵声指導で生み出されるものは何もありません。それどころか成長期の子どもの健全な心の発達に歪みを生じ、その歪みは後々まで影響する可能性すらあり、「百害あって一利なし」と考えています。
それなのに指導者が罵声指導に訴える理由は恐らく「罵声をだすことで指導したつもりになる」あるいは「どう指導していいのかわからないので罵声をだす」のどちらかなのでしょう。
私自身、これまで中学校の指導に携わってきましたが、未熟だった若い頃は、罵声を出すことによって指導をしたつもりになっていた一人でした。この間違いに気付き一人ひとりの成長を促す指導に切り替えたことで、チームも成長していったと感じています。
野球をやってきた方には大変失礼ですが、今もなお、「俺は野球をした経験があるから指導もできる」という致命的な勘違いをしている方は山ほどいます。そんな人が「罵声・怒声」を繰り返し、そしてそれが長年の悪しき伝統となっていることが、現在の野球人口減少の元凶となっているわけです。
このような実態を改善するためにも、「罵声・怒声のない」チームづくりを目指していきます。
(参考:引用 春日学園少年野球クラブ)